TCP/IPネットワークでは、IPアドレスによって通信相手を特定、識別しているが、下位のイーサネット・レベルではMACアドレスによって通信相手を特定、識別している。


ARPコマンドを使った通信相手の特定

コマンド実行例

　arp -s IPアドレス MACアドレス　　（エントリを追加する）

　arp -d IPアドレス　　　　　　　　　（エントリを削除する）
 

現在のARPテーブルの内容を表示
marie ~ # arp
アドレス               HWタイプ  HWアドレス         フラグ マスク インタフェース
hayato.falcon21.space    ether   78:ac:c0:3d:1f:aa   C                     enp4s4
airport.airport          ether   34:76:c5:80:05:80   C                     enp4s4


静的なエントリを追加する
　例１　z800　Windows10 192.168.0.2 を登録する
>arp -s IPアドレス マックアドレス
marie ~ # arp -s 192.168.0.2 78:AC:C0:3D:1F:AA


　確認
アドレス               HWタイプ  HWアドレス         フラグ マスク インタフェース
hayato.falcon21.space    ether   78:ac:c0:3d:1f:aa   CM                    enp4s4
airport.airport          ether   34:76:c5:80:05:80   C                     enp4s4

(アドレス欄がhosts ファイルで指定したホスト名で変わらず）
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